●加齢臭の原因はノネナールという物質
人の体には、皮膚のうるおいを保つための皮脂を分泌する皮脂腺がある。年齢を重ねると、この皮脂腺の中のパルミトオレイン酸と呼ばれる脂肪酸が増加し、それと同時に、過酸化脂質という物質も増えはじめる。
パルミトオレイン酸が、この過酸化脂質と結びつくことにより、分解・酸化されてできるのがノネナールという物質で、このノネナールこそ、加齢臭の元なのだ。整髪剤のポマードに近いニオイがするといわれる。
これらの仕組みは男女共通であり、男女での差はない。
●生活習慣病やストレスに注意
生活習慣病により不摂生を続けていると、皮脂腺に脂肪分が増え、分解される脂肪分が多くなる。当然、加齢臭の元となるノネナールの量も多くなる。
また、ストレスを感じていると、体中の活性酸素が増加する。活性酸素が増えると、過酸化脂質も増加する。過酸化脂質が増えれば、結果、加齢臭の元であるノネナールが増加する、という連鎖なのだ。
●活性酸素は万病の元
「酸素」という名前からは、カラダに良いものと思いがちだが、「活性酸素」と呼ばれる物質は強い酸化作用を持つ攻撃的なものだ。活性酸素には、体内に侵入する異物を撃退する武器となる善玉もいるが、同時に正常な細胞を傷つけ酸化させ、多くの疾病の原因となる悪玉もいる。
アルツハイマー病、パーキンソン病、ガン、白内障、動脈硬化症、糖尿病、アレルギー、肝炎、胃炎など多くの病気が活性酸素が関係している。また、皮膚のシミ、そばかす、しわなどの老化現象にも活性酸素が関係している。
活性酸素は、紫外線、大気汚染、化学物質、お酒、タバコ、食品添加物、農薬、殺菌剤など、日常生活においてさまざまな要因で発生する。
●抗酸化食品を摂ろう
加齢臭の元となるノネナール対策には、抗酸化作用のあるものを食べること。たとえば、ビタミンCやE、カロチンなどには強い抗酸化作用があり、活性酸素を抑制する。
抗酸化作用物質には、ポリフェノール(赤ワインやチョコレートに豊富)、ベータカロチン(ニンジン)、カテキン(緑茶)、イソフラボン(大豆)、セサミノール(ゴマ)などがある。
●レモン汁でマッサージ
食べるだけではなく、レモン汁を含ませたタオルで皮膚をマッサージするのも効果的。ビタミンCの抗酸化作用が直接、皮脂腺に作用して、加齢臭を防いでくれる。
●ストレスが大敵
活性酸素発生の最大要因はストレスなので、ストレスが加齢臭の大敵。ストレスを解消しよう。
●消臭効果の商品
石けん、ボディシャンプー、ローション、乳液、パウダー、汗ふきシート、わき用汗取りパッド、衣料用スプレー、室内スプレーなどの加齢臭を減少させる商品がある。

